モンテッソーリを続けるために、やめたこと

現場でやってみたこと

― 現場で大切にしたかったのは「完璧」じゃなかった ―

モンテッソーリって、正直ハードルが高く感じた

モンテッソーリ教育と聞くと、
「ちゃんと理解しないといけない」
「環境を整えないと始められない」

そんなふうに感じたことはないでしょうか。

私自身、学べば学ぶほど、
「理想」と「今の現場」の差に
戸惑うことが増えていきました。


やめたこと① 急に変えようとしないこと

学んだ直後は、
「せっかくだから、今すぐ取り入れたい」
そんな気持ちになります。

でも、現場は一人では動きません。

先生たちのこれまでのやり方、
積み重ねてきた経験、
それぞれのペースがあります。

そこで私は、
急に変えようとするのをやめました。

「今年はここだけ」
「来年は、もう一歩だけ」

1年に、ほんの一つ。
それくらいでちょうどいいと考えるようになりました。


やめたこと② 完璧な環境づくりを目指すこと

モンテッソーリ教育というと、
どうしても環境づくりに目が向きます。

棚の高さ、教具の配置、
整った空間。

でも現場で感じたのは、
完璧な環境よりも、安心できる雰囲気の方が大切だということでした。

多少散らかっていても、
失敗しても怒られない。
「やってみよう」と思える空気。

その安心感があるからこそ、
子どもは自分から動き出します。


やめたこと③ 先生たちに分かってもらおうとすること

モンテッソーリを学ぶと、
つい「伝えなきゃ」「理解してもらわなきゃ」と思いがちです。

私もそうでした。

でも、正しさを伝えようとするほど、
関係がぎこちなくなっていったことに気づきました。

そこで、
分かってもらおうとするのをやめました。

代わりにしたのは、
一緒に子どもを見ること。

「今の関わり、よかったね」
「さっきの場面、どう思った?」

そんな小さな共有の方が、
自然に考え方が伝わっていきました。


モンテッソーリは、特別な人のものじゃない

モンテッソーリ教育は、
特別な教具や深い知識がないと
できないものではありません。

日常の中の、ほんの少しの視点。

それだけで、
現場は少しずつ変わっていきます。


これさえ守れば大丈夫だと思えたこと

いろいろなことを手放して、
最後に残ったのは、とてもシンプルでした。

子どもをよく観察すること。

今、何に困っているのか。
何に興味を持っているのか。
どんな気持ちでそこにいるのか。

それを見ようとする姿勢が、
モンテッソーリ教育の土台だと思っています。


完璧じゃなくても、続けていける

理想通りにできない日があってもいい。
迷う日があってもいい。

それでも、
子どもを見続けているなら、
それはもう、モンテッソーリだと思います。

完璧じゃなくていい。
あなたの現場に合った形で、
続けていけたら十分です。

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